菊地裕介が
エチュード全曲を一挙演奏!
日時 2014年7月20日(日) 開演14:00 (受付開始13:30)
会場 横浜市大倉山記念館 ホール
料金 大人・高校生 ¥2,000 中学生以下 ¥1,000 (全席自由、予約優先)
☆ 料金精算は開演10分前までにお願いします。
☆ チケットレスで運営しています。
☆ 就学前のお子様の同伴、入場はご遠慮ください。
予約開始: 2014年5月19日より → 予約受付
満席になりました。
プログラム
◆ショパン:練習曲(エチュード)作品10 作品25(全24曲)
演奏者
菊地裕介(ピアノ)
1977年東京生まれ。1994年日本音楽コンクール2位入賞、高校卒業と同時に渡欧。
マリア・カナルス第1位
《メールマガジン「♪ジョイコン NEWS♪」(第6号)》より抜粋
■■第10回コンサート■■
◇2014年7月20日(日曜日)14:00開演(13:30受付開始)
◇出演:菊地裕介(ピアノ)
◇プログラム(予定)
・ショパン: 練習曲(エチュード)作品10、作品25(全24曲)
第10回ジョイフルコンサートは
『どっぷりショパンに浸る午後』と題して、お届けします。
若手実力派ピアニスト菊地裕介さんによるショパンのエチュード全曲という
大変意欲的なプログラムです。
★ショパンのエチュードとは?
エチュードは本来ツェルニーやハノンなど指の練習が頭に浮かびます。
指の機械的な訓練が最大の目的であるために、ピアノの学習者にとって
退屈な物になってしまう傾向があります。
確かに私もハノンもツェルニーも手首や肘が疲れて痛くなるばかりで、
曲も面白くないし本当嫌でした。
本当は力を抜く必要があるので痛くはならないはずなのですが、何かが
間違っていたのだと思います。
ショパンのエチュードはこれらと比べると、単なる練習曲ではなく、
テクニックも芸術性も最高難度であり、ピアノ学習者の最高到達点に
限りなく近いと言えます。
1曲1曲は短いですが、難曲ばかりです。
★「別れの曲」について
「別れの曲」はエチュードの中でも誰もが知っている曲なのではないで
しょうか?
ただこの名前はショパン自身が付けたものではないそうです。
1934年に制作され、日本でも公開されたショパンの伝記を描いた映画に
メインテーマとして使われていたことから、日本では「別れの曲」と
呼ばれるようになったそうです。
最初の1部は入り組んだ和音からとても甘美なメロディーが流れます。
ショパン自身がフランツ・リストに
「これほど美しい旋律を今まで書いたことがない」
とまで言ったという逸話が残っています。
中間部はとても難しいです。右手が6度の2声で展開していき、1部は
とても穏やかですが、どんどん激しくなっていきます。
正確に弾ける人を私は尊敬します。
そして1部の形式に戻り穏やかに終わっていきます。
話はそれますが、「別れのワルツ」という曲もあります。
ワルツ変イ長調作品69の1です。機会があったらこちらも切なく、綺麗な
曲ですので是非聴いていただきたいです。
★「ショパン」について簡単に
ショパンはピアノの詩人と言われ、数々の素晴らしいピアノ曲を作曲しました。
特に個人的に仲道郁代さんがテレビで話していたコメントが印象的でした。
「ピアノの音は減衰する。減衰するものは儚い。儚いものは美しい。
その美しさを最大限生かして曲を作ったのがショパンではないか…」
私はショパンの曲には人間の感情がすべて含まれているように思います。
だから自分の気持ちに寄り添ってくれる気がしてしまうのかもしれません。
ショパンは39歳で亡くなってしまいます。
ただその短い一生の中で本当にたくさんの素晴らしい曲を作りました。
お葬式はパリのマドレーヌ寺院で行われ、オルガン奏者はリストでした。
約3000人の参列者があったそうですが、その中に最後の恋人
ジョルジュ・サンドはいなかったそうです。
おととしパリに行った時、ショパンのお墓に行きました。
ペール・ラシェーズ墓地にあります。
雨が降っていて寒い日でした。なかなか探すのが大変でした。
それほどわかりやすい場所でもなかったので…。
中には荒れているお墓もあります。
ドラキュラが出てきそうでそれは不気味でした。
やっとたどりついたショパンのお墓は思ったより小さかったですが、
お花がたくさん供えてありました。
さて、菊地裕介さんはどんなショパンを聴かせてくださるのでしょうか。
予約を済まされた方はどうぞお楽しみに。
そして予約がまだの方は、ごめんなさい。
今回は早々と満席になってしまいました。まだ「キャンセル待ち」は
受け付けていますのでご連絡お待ちしています。(A.N.)